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2018.11.10
リードブレーン株式会社
【コラム】焼肉店② -市場規模・主要地域分布-
昨日からの続きです。今日は焼肉店の市場規模と主要地域分布についてです。
3 市場規模
(1) 事業所数・従業者数
焼肉店の事業所数・従業者数に関して、総務省・経済産業省「経済センサス-活動調査」による、焼肉店の事業所数・従業者数は(図表1)のとおりである。事業所数は平成18年をピークに、直近の21年と24年は減少している。
(2) 収益性
平成13年のBSE問題以降、それまでは画一的であった焼肉店の事態に変化がみられるようになっている。主に、①国産牛肉を使用しサービスの行き届いた高級志向店、②5,000円程度の客単価で上質の牛肉を提供する大衆向けの上流店、③輸入牛肉を低価格や食べ放題メニューで提供する大手チェーン、④焼肉をつまみとして酒類の提供を中心にしている居酒屋に近い業態などである。そのため、収益性のポイントも付加価値率、仕入値等、業態によってさまざまである。
4 主要地域分布
焼肉店は、全国的に存在するものの、都道府県別事業数(上位10位)は、(図表2)のとおりである。
東京都、大阪府、愛知県、神奈川県で30%以上を占めており、大都市圏に集中している。
図表2 焼肉店都道府県別事業所数(上位10位)
低価格な食べ放題で気兼ねなくおなかいっぱい食べたいときもあれば、上質なお肉をじっくり味わいたいときもあります。
焼肉店は、そのときの状況によって使い分けをすることが多いかもしれません。
次回は業界の動向についてです。