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お役立ちコラム

2024.07.15

リードブレーングループ

テーマ:

第3回 社長の夢 ながみ行政書士事務所  代表 長見 恵氏

社長の夢インタビュー第3弾!
今回は自身の経験と年齢や性別、出産・育児などのライフスタイルに制限されることなく、人や社会の役に立ち続けたいと思い行政書士事務所を開業したながみ行政書士事務所の代表・長見恵氏にお話をうかがいました。

 

開業のきっかけ

一番は子育てと会社員の両立っていうのがとても難しかったからです。専門学校の事務で仕事をしていて当時は課長の役職もありました。2人目の産休・育休明けでマミートラック※に乗せられたくなくて必死に仕事をしていました。役職もついていたのでその分責任も重かったですが、仕事は楽しく充実していました。そんな矢先、子供が小学校低学年で円形脱毛症になってしまったのです。朝7~19時まで子どもを1人にさせていました。夫も当時は今のようにリモートでの仕事ではなかったので、子どもには大きなストレスがかかっていたのだと胸が締め付けられました。仕事を頑張りたいけど、頑張ったら頑張った分子どもに我慢をさせてしまう。子どもを優先すると、自分の会社員としてのキャリアを積めない。その狭間でとっても悩みました。出した答えは子どもとの時間は今だけだと思い、会社員としてのキャリアを捨てることに決めました。それでどうしたかというと、パートでもなく他の会社に勤めるでもなく、以前会社員の時に取っていた行政書士の資格を活かしてそれを仕事にしようと決意し、開業しました。

 

開業して大変なこと

家庭との両立を考えると、アクセル踏みすぎてスモールな規模じゃなくなってしまい、朝から晩まで土日休まずとかになってしまうと会社員以上に子どもとの時間がなくなってしまうのでそのバランスをはかるのが大変ですね。あとは金額を決めたり、何を商品にしてパッケージ化するなど、頭ではわかっていましたが、実際やってみるとより大変でした。

 

 

開業して嬉しかったこと

一番はやっぱり家庭のバランスが取れるようになったことです。幸せって感じます。初めてのことができるようになったり、お客様に喜んでもらえたのは会社員の頃と変わらず嬉しいことですね。あとは外国文化とのふれあいが好きなので、いろんな異国の人とのふれあいも楽しいです。今まで生活していて知り合いになることのない社労士、司法書士、診断士、税理士などの士業の方々と知り合えるようになったことも自分の世界が広がるようで嬉しいです。幼少期にECCで英語を学んでいて英語が好きでした、話せないんですけどね笑。あと20代の頃、地域の地区のグループで発展途上国に行っていろんな体験させるプロジェクトみたいなのがあって、フィリピンに4-5回行っています。スラム街みたいなところに泊まったりもしました。英語は話せないけど、言葉じゃないコミュニケーション(歌やボディランゲージ)で通じるものがありました。そのときに地球はみなひとつなんだなと。そういうことがきっかけで海外文化が好きですね。

 

どうして行政書士の資格を取ろうと思ったのか?

夫が建築系の技術職、設計などを仕事にしています。愛媛で自営業していたのですが、私との結婚をきっかけにその自営業をたたんで東京にきました。手に職がある夫は東京でもすぐ仕事が見つかり、手に職があるとどこに行っても働ける・需要があるということを目の当たりにしました。女性の起業でも自分の得意なことをビジネスにしているのがいいなと思っていました。でも当時の私は趣味も手に職もなかったのです。今から何か新しいことを始めるのは難しいなと思ったけど、勉強は誰でもいつでもできると思いました。一生続けられるような資格を取ろう!と色々と調べたときに行政書士が資格取れそうだし、面白そうだと思いました。社労士とか中小企業診断士も検討したのですが、憲法の授業が面白そうだったので行政書士を選びました。あと会社員時代はバックオフィス業務でフロントの仕事、お客様と直接関わることができる仕事に憧れていたのもあります。

 

貴社の強み

やっぱり強みとして残していきたいのは相続です。22歳のときに立て続けに両親を亡くして、相続でとても苦労をしました。今、考えるとあれは騙されたなということもあります。その時に【ものを知らない】って悔しいとつくづく思いました。だからちょっとでもそういうことの助けになりたいという思いもあり、行政書士になりました。

 

今後のビジョンを教えてください!

開業したときにちょうどコロナが始まりました。オフラインで集まって講座を開催するということができませんでした。なので、オンラインで遺言講座を開催しましたが遺言を書く世代がオンラインを使いこなせないため、まったく集まりませんでした。今後は相続で争いにならないための遺言講座みたいなものをオフラインでやって、遺言の大切さ必要性を伝えていきたいです。あとは私のように家庭との両立で悩み、開業していく女性を応援し、ママがずっと働いていられるサポートができる事務所であり続けたいです。困っている人をそっと支えられるような仕事をしていきたいと思っています。

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