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2019.09.05
リードブレーン社会保険労務士法人
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【コラム】令和2年大卒初任給 営業系で3800円増
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営業系で3800円増 令和2年大卒初任給
労働新聞社が実施した調査によると、大卒営業職の初任給が前年比3800円のアップとなっています。来年(令和2年)3月に卒業見込みの学生を対象として、インターネット上の求人情報を集計したものです。
職種別の平均は、技術系21万6185円、事務・営業系の総合職21万5020円、一般職18万6296円、営業系23万2798円となっています。比較可能な会社(前年もサンプルに含まれていた会社)に絞って増加額をみると、営業系の3803円増がトップで、技術系の3693円増が僅差で続いています。
業種別でみると、総合職では商社(3325円増)、技術系ではメーカー(5945円増)等で引上げ幅が大きくなっています。元号が令和になっても、人手不足による初任給の高騰傾向に変わりはないようです。
女性管理職比率25%に 人的ネット形成が奏功
製薬業のMSD㈱は、管理職(課長級以上の役職を指します)に占める女性比率を25%以上とする目標について、予定(2020年)より2年早く達成したと公表しました。女性の管理職とその候補者を集めてネットワークを形成し、悩みごとなどに関する意見交換を実施してきたことが、早期の目標達成につながった大きな要因です。
このほか、管理職の計画的な育成を進めるほか、役員間で進捗状況の管理を実施するなど、きめ細かな対応が功を奏したとしています。次のステップとして、2025年までに女性管理職比率と全社員に占める女性比率をともに40%以上とする等の新目標も掲げています。
人手不足が問題となっている業種では、近年初任給が引き上げられています。前年を上回った初任給がほとんどであり、既存社員の賃金とのバランスも大切になると思います。