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2021.11.11

リードブレーン株式会社

テーマ:

事業再構築補助金第2回公募の振り返り

令和2年3月より公募が開始されたポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対するための企業の思い切った事業再構築を支援する事業再構築補助金について現在3回公募までが終了し、第2回公募までで延べ17,352件が採択されました。そこで今回は第2回公募の採択結果について見ていきます。

応募と採択結果

第2回公募の応募件数は20,800件でした。このうち申請要件を満たしたものは18,333件、その結果、9,336件が採択されています。

9,336件/18,333件

主な不備としては、次の例が挙げられています。

第1回と第2回の採択率

第1回に比べて、通常枠の採択率は30.1%→36.3%、緊急事態宣言枠は55.7%→66.6%といずれも上がっています。第3回公募では新たに「最低賃金枠」が設けられており、緊急事態宣言枠よりも採択基準において優遇されます。なお、「最低賃金枠」は申請にあたって「最低賃金+30円以内で雇用している従業員が全従業員数の10%以上いること」などの要件があります。

業種別の応募と採択割合について

今回の応募件数と採択件数を業種別にみると、特に製造業、宿泊・飲食サービス業、卸売・小売業が多くなっています。その他の業種についても幅広い業種で応募・採択されていることがわかります。

 

応募金額の分布(全類型合計)

応募金額は1,000万円以下と6,000万円に二極化しており、3,000万円を超えると金融機関の確認が必要となるため、3,000万円をわずかに下回る申請も多いです。

最後に

9月21日(火)に第3回公募の応募が締め切られ、採択発表は11月中旬から下旬を予定しています。また今年度は残り2回の公募を予定しておりますので詳しい応募要件や申請枠等は事業再構築補助金事務局にある公募要領をご確認下さい。申請をご検討の方でGビズプライムを取得されていない場合は、お早目の取得をおすすめします。


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