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2018.10.30

リードブレーン株式会社

テーマ:

【コラム】居酒屋② -市場規模-

昨日からの続きです。今日は居酒屋の市場規模についてです。

3 市場規模

 

(1) 事業所数・従業員数

 総務省の「事業所・企業統計調査(平成18年)」によれば、18年の酒場・ビアホールの総事業所数は15万1.605店となっている。8年の総事業所数は15万3.382点であり、市場規模が縮小するなか、総事業所数も減少しているが、市場規模の減少幅に比べ事業所数はさほど減少しておらず、限られたパイを奪い合う構図となっている。なお、直近の24年の調査では、事業所数が6万9.097店となっているが、これまでと調査方法が相違しており、過去実績と単純比較はできない(図表1、2参照)。

 

 図1.外食産業市場規模推移

 

 図2.酒場・ビアホール店舗数と従業員の推移(全国、10年間)

 

 

(2) マーケット規模

 食の安全・安心財団(附属機関外食産業総合調査研究センター)推計によると、居酒屋・ビヤホール等の市場規模は、図表1のとおりである。

 平成26年の市場規模は1兆239億円と外食産業全体の4.2%を占めている。ピーク時の8年の市場規模は1兆4.364億円であり、18年間に約30%減少している。居酒屋における消費は元来ポケットマネーの領域であり、可処分所有減少の増減がそれほどみられないのに対し、同期間の市場規模は縮小している。一方、同期間の外食産業全体の市場規模は横ばいで推移していることから、消費者の居酒屋離れが進んでいると考えられ、今後も急速な需要回復を期待することはむずかしいであろう。

 


若者の居酒屋離れという言葉を聞くようになりました。

集客を取り戻すには、元来の居酒屋のイメージを覆すような創意工夫がお店側に求められるのかもしれません。

次回は居酒屋の主要分布についてです。

 

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