COLUMN

お役立ちコラム

2023.12.12

リードブレーングループ

テーマ:

業務委託セミナーと和歌山県湯浅町主催のインボイスセミナー に登壇しました!

業務委託セミナー

開催日  2023年10月23日
会場  『銀座ユニーク7丁目会場』 (東京都中央区)

講師  リードブレーングループ代表 皆川 知幸

目次  第1部 運営・業務委託(のれん分け)の全体像

    第2部 運営・業務委託制度導入の具体的ステップ

 

今回は、店舗型ビジネスを経営する方々向けに、近年流行している「業務委託制度」について、理解を深めてもらおうとセミナーを開催しました。第1部では、業務委託契約導入方法の種類、流行している理由、導入成功企業の例など、近年の業務委託制度の全体像をお話しいたしました。第2部の、運営・業務委託制度導入の具体的ステップでは導入の流れとポイント、雇用契約と業務委託契約の違いなどをお話しいたしました。

 

 

業務委託制度導入のステップの2か月目の各種契約書等の整備では、業務委託契約書作成時の3つのポイントをお伝えしました。また、このようなポイントをしっかりと守らなかった場合、訴訟リスクがあることをお話しいたしました。具体的な内容をお話ししたことで、ポイントをしっかり把握して契約を結ぶことが大切であるとお伝えできたと思います。

 

業務委託契約書作成時の3つのポイント

■業務内容の特定 (なるべく詳細に)
■(なるべく) 時間的・場所的拘束をしない
■他の受託をしても構わない旨の条項

 

「デザイナー」の労働者性(労働者性肯定事例)

*事案

日本科学技術振興財団事件 (東京地裁昭和43年10月25日判決)

テレビのタイトルデザインを作成することを委託されていた。受託者の所属する労働組合から待遇改善要求を受けていたが、契約内容についてまとまらなかったため、期間満了により契約が終了した事案。

*判決内容

■報酬は全て出来高払いであった(報酬の労務対償性が低い)。

■出社を義務づけられており、シフトはないものの、相当の時間、職場に留まることを要請された(10時間くらいは居てもらわないと困ると言われていた)(拘束性が高い)。

■早番遅番のシフトがあり、委託者の仕事 (突発的なニ

ュース)に即応できる勤務態勢をとることを要求されていた(拘束性が高い)。

■勤務先を委託者の事業本部とする身分証明書が交付されていた。

→労働者性肯定

仕事の内容としては裁量があり指揮命令を受けていないが、シフトがあり、場所に強く拘束されていたから労働者性が肯定された。

 

 

和歌山県湯浅町主催 インボイスセミナー

10月13日、和歌山県有田郡湯浅(会場:湯浅えき蔵)で、当社代表の皆川が、インボイスセミナーに登壇し、お話しをさせていただきました。今年の10月からインボイス制度が始まりましたが、その内容は複雑な部分もあり、まだ完全に理解されていない方も多いのが現状です。そこで、今回のセミナーは、制度の内容を分かりやすく説明し、理解してもらうことを目的としました。参加者の多くは、地元の生産者の方々でした。特にみかん農家やしらす漁の方々が多く来場してくださいました。生産者の皆様にとっては、今後も事業を継続し、成長させ、新たな取り組みや取引をする際にはこの制度を理解しておくことが重要です。そのため、今回のセミナーがその一助となり、理解が深まれば幸いです。

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