COLUMN
お役立ちコラム
2019.11.06
リードブレーン社会保険労務士法人
テーマ:
【コラム】監督指導動向・送検
監督指導動向
外国人向けの相談窓口を拡大 中国語やベトナム語も 静岡労働局
改正入管法等により急増する外国人労働者に対応するため、行政窓口も支援体制の整備を進めています。
静岡労働局では、監督課内で英語、スペイン語、ポルトガル語による対応を行っていましたが、新たに中国語(水曜日9時~11時30分)とベトナム語(金曜日10時~15時)の相談窓口を設けました。
管内の労働基準監督署においても窓口を増やしています。島田労基署では、スペイン語(月曜日、火曜日10時~16時)とポルトガル語(月曜日、火曜日10時~16時)による相談を受け付けます。
三島労基署では、英語(水曜日、木曜日10時~16時)の窓口を新設しました。
送検
計画届を提出せず作業 足場から転落・死亡 長崎労基署
長崎労働基準監督署は、安衛法で定める計画届の届出を怠ったとして、建設会社と同社取締役を長崎地検に書類送検しました。
同社の下請会社で働く労働者が、建物改修工事現場の足場から転落し、死亡しました。1人で作業していたため詳細は不明ですが、「直前までは安全帯(墜落制止用器具)をつけていた」という証言があります。
同労基署の調査によると、足場に関する計画届が提出されていませんでした。安衛法では、危険な建設物・機械等については30日前までに労基署に計画届を提出するよう義務付けています(安衛法88条)。担当官は、「届が適法に提出されていれば、事前に指導ができ、より安全な足場を組めていたはず」と指摘しています。
建設現場の事故原因の中でも、高所などからの墜落事故が多発しています。安衛法を守り、安全対策に向けた活動を実施していきましょう。