IT導入補助金のスケジュール|申請から入金までの流れ・5つの申請枠の締切を徹底解説

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2026.04.30

リードブレーン株式会社

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IT導入補助金のスケジュール|申請から入金までの流れ・5つの申請枠の締切を徹底解説

2026年度のIT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。
制度の基本的な枠組みは引き継がれており、2026年3月30日から申請受付が開始されています。

1次締切は2026年5月12日17:00、交付決定は6月18日予定です。
申請から補助金入金までは、全体で4〜7ヶ月ほどが目安と言われています。

この記事でわかること
  • 2026年度の申請枠別スケジュール一覧(1次〜4次締切まで)
  • 申請から入金までの全体タイムライン(6フェーズの所要期間)
  • 2026年度の重要変更点(名称変更・AI重点化・2回目申請要件)
  • 5つの申請枠それぞれの締切・交付決定日・実績報告期限
  • 採択結果の確認方法と最新の採択率データ
  • 採択後の実績報告・効果報告の義務(最大3年間)
  • GビズID取得など、申請前に絶対必要な準備リスト

公式情報(中小機構・中小企業庁)に基づき最新スケジュールを整理しました。
最後まで読めば、「次に何をすべきか」が明確になります。

【結論】IT導入補助金2026のスケジュール早見表

IT導入補助金2026の全体スケジュールを、一覧表でお伝えします。
現時点で公表されているのは4次締切分(2026年8月25日)までで、全体の流れが把握できます。

2026年度 申請枠別スケジュール一覧表

現時点(2026年4月18日)で公表されているのは4次締切分までです。
通常枠・インボイス枠(インボイス対応類型/電子取引類型)・セキュリティ対策推進枠の4つは同一スケジュールで進行します。
複数社連携デジタル化・AI導入枠のみ別スケジュールになるので、注意が必要です。

デジタル化・AI導入補助金2026の募集期間は2026年3月30日(月)10:00から開始されています。
1次締切は2026年5月12日(火)17:00です。

【通常枠/インボイス対応類型/電子取引類型/セキュリティ対策推進枠】共通スケジュール

締切回 申請締切日 交付決定日(予定) 事業実施期間の終期/実績報告期限(予定)
1次締切 2026年5月12日(火)17:00 2026年6月18日(木) 2026年12月25日(金)17:00
2次締切 2026年6月15日(月)17:00 2026年7月23日(木) 2027年1月29日(金)17:00
3次締切 2026年7月21日(火)17:00 2026年9月2日(水) 2027年2月26日(金)17:00
4次締切 2026年8月25日(火)17:00 2026年10月7日(水) 2027年3月31日(水)17:00

出典:デジタル化・AI導入補助金2026 事業スケジュール(中小機構)

【複数社連携デジタル化・AI導入枠】スケジュール

この枠は、複数の中小企業が連携して地域DXや生産性向上に取り組む申請枠です
年3〜4回程度の公募が、想定されています。
締切や交付決定日は通常枠とは異なるため、該当する事業者は公式サイトで個別に確認してください。

申請から入金までの全体期間は約4〜7ヶ月

交付申請から補助金が入金されるまでの期間は、約4〜7ヶ月を見込む必要があります。
ただ、この期間はあくまでも目安で申請状況によって時期が前後する可能性があるので注意しましょう。

IT導入補助金は、「申請したらすぐに振り込まれる」制度ではありません。
資金計画を立てる前提として、理解しておいてください。

申請から入金までは、以下の6フェーズで進行します。

【申請〜入金〜効果報告までの全体タイムライン】
  • 交付申請(締切までに提出)
  • 採択発表・交付決定(申請締切から約1〜1.5ヶ月後)
  • 事業実施期間(ITツール契約・導入・支払い/交付決定後〜約5〜6ヶ月)
  • 実績報告(事業実施完了後)
  • 補助金の入金(実績報告確定後 約1〜2ヶ月)
  • 効果報告(入金後〜最大3年間の継続義務)

【2026年の重要変更点】IT導入補助金がデジタル化・AI導入補助金へ名称変更

2026年度(令和7年度補正予算事業)から、IT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。
制度の基本的な枠組みは引き継がれており、別制度ではありません。

名称変更の背景

経済産業省・中小企業庁は、これまでのITツール導入支援に加えて、AI活用による省人化・省力化を強力に推進する方針を打ち出しました。
制度名の変更は「従来のIT化支援から、AI活用・デジタル変革への重点シフト」を明確に表すものです。

旧制度と新制度の対応関係

項目 旧:IT導入補助金(〜2025) 新:デジタル化・AI導入補助金(2026〜)
制度名 IT導入補助金2025 デジタル化・AI導入補助金2026
管轄 経済産業省 中小企業庁 経済産業省 中小企業庁(変更なし)
事務局 中小企業基盤整備機構 中小企業基盤整備機構(変更なし)
申請枠 5枠構成 5枠構成(基本継続)
申請窓口 申請マイページ(電子申請) 申請マイページ(電子申請・変更なし)
IT導入支援事業者制度 あり あり(変更なし)

名称変更後も変わらないポイント

基本的な補助対象、申請の仕組み、申請方式やGビズIDプライム・SECURITY ACTIONの要件などは旧制度から引き継がれています。
「同じ制度がアップデートされた」と理解すれば大きな混乱はありません。

IT導入補助金2026 4つの申請枠ごとのスケジュール詳細

デジタル化・AI導入補助金2026の4つの申請枠それぞれについて、1次〜4次締切の具体的な日程を個別にまとめました。
申請枠ごとに独立した表で整理し、自社が該当する枠だけをピンポイントで確認できる構成にしています。

なお、通常枠・インボイス対応類型・電子取引類型・セキュリティ対策推進枠の4つは、2026年度は同一スケジュールで運用されています。

「自分の枠の情報だけ見たい」というニーズに応えているので、ぜひ参考にしてみてください。

通常枠のスケジュール

通常枠は、自社の課題に適したITツールを導入する際の経費を補助します。
中小企業・小規模事業者が労働生産性向上のために使う、最もベーシックな枠組みです。

補助額は最大450万円、基本の補助率は1/2で、所定の業務プロセスを1種類以上要するソフトウェアが対象となります。

2026年度の通常枠では、賃上げ関連の指標が見直されています。
1人当たり給与支給総額の年平均成長率を「物価安定の目標(2%)+1.5%以上」向上させる要件などがあるため、注意が必要です。

通常枠 2026年度スケジュール

締切回 申請締切日 交付決定日(予定) 事業実施期間の終期・実績報告期限(予定)
1次締切 2026年5月12日(火)17:00 2026年6月18日(木) 2026年12月25日(金)17:00
2次締切 2026年6月15日(月)17:00 2026年7月23日(木) 2027年1月29日(金)17:00
3次締切 2026年7月21日(火)17:00 2026年9月2日(水) 2027年2月26日(金)17:00
4次締切 2026年8月25日(火)17:00 2026年10月7日(水) 2027年3月31日(水)17:00
通常枠を申請する際の注意点
  • △通常枠の申請は、交付申請期間中に1法人・1個人事業主あたり1申請までです。
  • △ただし、セキュリティ対策推進枠との同時申請は可能です(インボイス枠との同時申請は減点対象)。
  • △IT導入補助金2025の通常枠で交付決定を受けた事業者は、交付決定日から12ヶ月以内は通常枠で申請できません。
  • △150万円以上の補助を受ける場合は4プロセス以上が必須となり、賃上げ目標の達成義務も生じます。

インボイス枠(インボイス対応類型)のスケジュール

インボイス対応類型は、インボイス制度に対応した「会計」「受発注」「決済」の機能を備えたソフトウェアの導入を支援する枠組みです。
通常枠では補助対象外となるパソコン・タブレット・レジ・券売機などのハードウェアも補助対象になる点が最大の特徴です。

ただし、ハードウェア単体での申請はできず、必ずソフトウェアとセットでの申請が必要です。
2025年度から採択率が低下傾向にあり、2026年度も同様の傾向が続く見込みです。
パソコン購入を検討している中小企業や個人事業主に人気の枠ですが、事業計画の作り込みが重要です。

インボイス対応類型 2026年度スケジュール

締切回 申請締切日 交付決定日(予定) 事業実施期間の終期・実績報告期限(予定)
1次締切 2026年5月12日(火)17:00 2026年6月18日(木) 2026年12月25日(金)17:00
2次締切 2026年6月15日(月)17:00 2026年7月23日(木) 2027年1月29日(金)17:00
3次締切 2026年7月21日(火)17:00 2026年9月2日(水) 2027年2月26日(金)17:00
4次締切 2026年8月25日(火)17:00 2026年10月7日(水) 2027年3月31日(水)17:00
インボイス対応類型の主な補助対象経費
  • ✓ソフトウェア購入費(会計・受発注・決済に対応するもの)
  • ✓クラウド利用料(最大2年分)
  • ✓オプション費用(セキュリティソフト等)
  • ✓役務費(導入支援費、保守費等)
  • ✓ハードウェア購入費(パソコン・タブレット、レジ・券売機など、申請ソフトウェアの使用に資するもの)

インボイス枠(電子取引類型)のスケジュール

電子取引類型は、中小企業・小規模事業者等と取引関係にある発注者を対象とした枠組みです。
発注者(大企業を含む)がインボイス対応の受発注ソフトを導入し、受注者である中小企業等に供与する場合に、経費の一部が補助されます

取引先全体でのインボイス対応を一気に進めたい大企業や中堅企業が活用する特殊な枠です。
申請件数は他の枠に比べて非常に少なく、2024年は1件、2025年は0件でニッチな枠と言えます。

電子取引類型 2026年度スケジュール

締切回 申請締切日 交付決定日(予定) 事業実施期間の終期・実績報告期限(予定)
1次締切 2026年5月12日(火)17:00 2026年6月18日(木) 2026年12月25日(金)17:00
2次締切 2026年6月15日(月)17:00 2026年7月23日(木) 2027年1月29日(金)17:00
3次締切 2026年7月21日(火)17:00 2026年9月2日(水) 2027年2月26日(金)17:00
4次締切 2026年8月25日(火)17:00 2026年10月7日(水) 2027年3月31日(水)17:00

セキュリティ対策推進枠のスケジュール

セキュリティ対策推進枠は、中小企業のサイバーセキュリティ対策を強化するための枠組みです。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されたサービスが補助対象となります。

相談窓口、異常の監視、事案発生時の初動対応(駆けつけ支援等)、簡易サイバー保険を含むサービスがワンパッケージで提供される仕組みです。

2025年度7次締切分では、採択率が54.5%と他枠より高い水準でした。
申請件数が他枠より少ない分、採択率が高くなる傾向にあります。

セキュリティ対策推進枠 2026年度スケジュール

締切回 申請締切日 交付決定日(予定) 事業実施期間の終期・実績報告期限(予定)
1次締切 2026年5月12日(火)17:00 2026年6月18日(木) 2026年12月25日(金)17:00
2次締切 2026年6月15日(月)17:00 2026年7月23日(木) 2027年1月29日(金)17:00
3次締切 2026年7月21日(火)17:00 2026年9月2日(水) 2027年2月26日(金)17:00
4次締切 2026年8月25日(火)17:00 2026年10月7日(水) 2027年3月31日(水)17:00

IT導入補助金の申請から入金までの6ステップ【フェーズ別所要期間】

この章では、各フェーズの所要期間と注意点を簡潔にまとめました。
資金繰りを正確に計算したい方は、特に入金タイミングに注目してください。

①交付申請期間(締切までに提出)

まずは、マイページから電子申請をします。
マイページにアクセスするには、IT導入支援事業者からの招待が必要です。
締切日の17:00を1分でも過ぎると受付されないため、少なくとも2〜3日前には申請を完了させましょう。

申請の前に、下記の事前準備をする必要があります。

申請前の事前準備
  • GビズIDプライムの取得(約1〜2週間)
  • SECURITY ACTIONの自己宣言
  • IT導入支援事業者の選定と商談(2週間〜1ヶ月)
  • 必要書類の準備

事前準備を含めると、申請までに最低1〜2ヶ月の期間が必要になります。

②採択発表・交付決定(申請から約1〜1.5ヶ月後)

申請締切後、約1〜1.5ヶ月で採択結果が発表されます。
過去の実績では申請から35〜40日後に発表されており、2026年度の1次締切(5月12日)に申請した場合、交付決定は6月18日の予定です。
採択=交付決定となり、この通知をもって補助金を受け取る権利が確定します。

最重要の注意点として、交付決定通知を受け取る前にITツールの契約・発注・支払いを行うと、その経費は全額補助対象外となります。
複数ツールを同時申請している場合、1つでも先行契約するとすべてが対象外になります。
必ず、交付決定後に契約してください。

③事業実施期間(交付決定後〜約5〜6ヶ月)

交付決定通知を受け取ったら、ITツールの契約・発注・導入・支払いが可能になります。
事業実施期間は、交付決定日から約5〜6ヶ月です。
1次締切の場合は2026年12月25日、4次締切の場合は2027年3月31日が期限になります。

この期間中、事業者はITツール代金を全額立て替え払いする必要があります
補助金は後日振り込まれる仕組みのため、キャッシュフローに余裕を持たせた資金計画が不可欠です。
請求書、振込明細、導入完了を示す管理画面のキャプチャなど、証憑書類はすべて保管しておいてください(保管期間は5年間)。

④実績報告(事業実施完了後)

事業実施期間の終期までに実績報告を提出します。提出する主な書類は以下の通りです。

必要書類
  • ITツールの請求書(IT導入支援事業者発行)
  • 支払いを証明する書類(振込明細、通帳のコピー等)
  • 導入完了を証明する書類(管理画面のキャプチャ等)
  • 実際にツールを使用していることを示す画面キャプチャ

書類に不備があると差し戻され、訂正に時間がかかるので注意が必要です。
過去には実績報告期限とは別に「不備訂正期限」が設けられたケースもあります。

期限内に訂正できないと、補助金が受け取れなくなるリスクがあるので気を付けましょう。
IT導入支援事業者と連携して、余裕を持って提出することが重要です。

⑤補助金の入金(実績報告確定後 約1〜2ヶ月)

実績報告が事務局の確定検査を通過すると、補助金額が確定し指定口座に振り込まれます。実績報告確定から入金までは、約1〜2ヶ月が目安です

1次締切に申請した場合の入金スケジュール例

フェーズ 日程(目安)
交付申請 2026年5月12日
交付決定 2026年6月18日
実績報告期限 2026年12月25日
補助金入金 2027年1月下旬〜2月下旬

提示した期間は、あくまでも目安です。
早まる可能性もあれば、逆に遅くなる可能性もあります。
余裕を持った運用を心掛けましょう。

⑥効果報告(入金後〜最大3年間)

入金後も最大3年間、効果報告を継続する義務があります。
報告内容は労働生産性の向上実績、賃金引上げの実施状況、ITツールの継続利用状況などです。

2026年度のデジタル化・AI導入補助金では、過去に採択された事業者の再申請時にも3年間の事業計画策定と効果報告が必須となります。
要件未達の場合は、返還義務が発生する可能性があるので注意しましょう。

IT導入補助金の採択結果はいつ・どう確認する?

申請後に最も気になるのが、採択結果の発表時期と確認方法です。
発表の時期・確認方法・最新の採択率・不採択時の対応をまとめて解説します。

採択発表の時期は申請締切から約1〜1.5ヶ月後

採択発表は、申請締切から約35〜40日後に行われます
2026年度の主要な締切と発表予定日は、以下の通りです。

締切回 申請締切日 交付決定日(予定)
1次締切 2026年5月12日(火) 2026年6月18日(木)
2次締切 2026年6月15日(月) 2026年7月23日(木)
3次締切 2026年7月21日(火) 2026年9月2日(水)
4次締切 2026年8月25日(火) 2026年10月7日(水)

発表時刻は事前公表されないことが多く、発表日当日の日中〜夕方にマイページが更新されるパターンが一般的です。

採択結果の3つの確認方法

採択結果は、以下の3つの方法で確認できます。
複数の方法で、並行して確認するのが確実です。

採択結果の確認方法
  • 申請マイページ:ログインすると、ステータスが「交付決定」または「不採択」に更新されます。採択の場合は交付決定通知書をダウンロードできます。
  • 採択通知メール:事務局から登録メールアドレスに通知が届きます。迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性があるため、事務局アドレスを受信設定に追加しておくと安心です。
  • 交付決定事業者一覧:公式サイトで採択事業者名と交付決定番号が公開されます。自社名で検索すれば採択の有無を確認できます。

交付決定番号は交付決定通知書に記載されており、紛失時は申請マイページから再ダウンロード可能です。

IT導入補助金の採択率・通過率は?

IT導入補助金2025の全体採択率は43.8%と、例年で最も低い水準となりました。
2024年度までは70〜90%台で推移していた採択率が、2025年度に入ってから大幅に低下しています。

IT導入補助金2025 申請枠別の採択率(抜粋)

締切回 全体 通常枠 インボイス対応類型 セキュリティ枠
1次締切 55.4% 50.7% 57.6% 100%
7次締切 43.6% 37.9% 45.7% 54.5%
8次締切 42.6% 35.9% 約45% 52.9%
年間合計 43.8% 30〜40%台 40〜50%台 約48%

採択率低下の主な要因は、申請件数の急増(前年同期比約2倍)、不正受給対策による審査の厳格化、加点・減点項目の影響拡大の3点です。

2026年度のデジタル化・AI導入補助金でも同様の傾向が続くと予想されます。
加点項目の実施、数値目標と導入効果の整合性、実績豊富なIT導入支援事業者の活用が採択の鍵となります。

採択後のスケジュール|実績報告・効果報告の期限

採択後のスケジュールは、実は多くの競合記事で手薄になっている重要フェーズです。
採択されて補助金が入金された後も、最大3年間にわたる報告義務が続きます
この章では、実績報告と効果報告のスケジュールと、怠った場合の返還リスクを整理します。

実績報告の期限と必要書類

実績報告は、事業実施期間の終期までに提出します
1次締切で採択された場合は2026年12月25日、4次締切の場合は2027年3月31日が期限です。
期限を過ぎると補助金を受け取れなくなるため、事業実施の進捗管理が重要になります。

実績報告で提出する主な書類
  • ITツールの請求書(IT導入支援事業者発行)
  • 支払いを証明する書類(振込明細、通帳のコピー等)
  • 導入完了を証明する書類(管理画面のキャプチャ等)
  • 実際にツールを使用していることを示す画面キャプチャ
  • ハードウェアを購入した場合はその納品書や写真

実績報告に書類不備があると差し戻される可能性もあるので、余裕を持った提出を心掛けましょう。
実績報告確定後、約1〜2ヶ月で補助金が指定口座に振り込まれます。

効果報告は最大3年間|毎年必要な報告内容

補助金入金だけで、手続きは完了しません。
採択事業者には、入金後も最大3年間にわたって効果報告を継続する義務があります
効果報告の回数と内容は、申請枠によって異なります。

申請枠ごとの効果報告スケジュール

申請枠 報告回数 報告タイミング
通常枠 3回(毎年) 1年度目・2年度目・3年度目
インボイス対応類型 1〜2回 1年度目(継続利用・インボイス対応) / 賃上げ加点を受けた場合は3年度目も
電子取引類型 1〜2回 1年度目・3年度目
セキュリティ対策推進枠 1回 3年度目のみ
複数社連携デジタル化・AI導入枠 3回(毎年) 1年度目・2年度目・3年度目
効果報告の主な報告内容
  • 営業利益・人件費・減価償却費の数値
  • 従業員数と年間の平均労働時間
  • 給与支給総額と事業場内最低賃金
  • ITツールの継続利用状況(管理画面キャプチャ等)
  • インボイス制度への対応状況(該当枠のみ)

交付申請を実施した事業年度の翌事業年度が、1年度目となります。
例えば2026年度に申請した事業者は、2027年度が1年度目となり、3年度目まで毎年報告が必要です。

IT導入補助金 申請前に準備すべき4つのこと

締切が迫ってから慌てても間に合わない準備項目があります
申請前に必ず完了させておくべき4つの準備を、所要期間とともに解説します。

GビズIDプライムの取得(発行まで約1〜2週間)

GビズIDプライムは、複数の行政サービスを1つのアカウントで利用できる認証システムで、デジタル化・AI導入補助金の申請には必須です
2026年度から加点項目として追加された「省力化ナビ」の診断実施にも、GビズIDプライムが必要になります。

GビズIDプライム取得の流れ
  • マイナンバーカードがあれば即日〜数日で発行
  • 書類郵送の場合は約1〜2週間かかる
  • GビズID公式サイトから申請可能
  • 法人代表者または個人事業主本人のアカウントが必要

締切の直前に取得しようとすると、間に合わない可能性があります。
IT導入補助金を検討し始めた時点で、取得手続きを進めるのが鉄則です。

SECURITY ACTIONの自己宣言

SECURITY ACTIONは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する、中小企業が自ら情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。
デジタル化・AI導入補助金2026では、「一つ星」または「二つ星」いずれかの宣誓が全申請類型の要件となっています。

自己宣言は、オンラインで即日〜数日で完了します。
2026年5月12日17時以降の申請(2次締切以降)では、SECURITY ACTION管理システムでの自己宣言が必須要件となります。早めに新システムでの登録手続きを進めましょう。

IT導入支援事業者(ベンダー)の選定と商談

IT導入補助金は、IT導入支援事業者とパートナーシップを組んで申請する制度です。
事業者単独での申請はできません
必ず、登録済みのIT導入支援事業者を経由する必要があります。

IT導入支援事業者選定のポイント
  • 導入したいITツールを取り扱っているか
  • 補助金申請の支援実績が豊富か
  • 採択率の実績を公開しているか
  • 申請後の実績報告・効果報告までサポートしてくれるか

選定には2週間〜1ヶ月程度かかるのが一般的です。
繁忙期には、支援事業者が十分な対応ができないケースもあります。
複数の事業者に、早めに相談しておくことが重要です。

必要書類の準備(法人/個人事業主で異なる)

申請には、複数の書類が必要です。
法人と個人事業主で書類が異なるため、該当するものを早めに揃えましょう。

法人が必要な書類
  • 履歴事項全部証明書(発行から3ヶ月以内)
  • 法人税納税証明書(その1またはその2)
  • 補助金振込先の口座情報
個人事業主が必要な書類
  • 運転免許証(有効期限内)、または住民票(発行から3ヶ月以内)
  • 所得税納税証明書(その1またはその2)
  • 直近の確定申告書控え(税務署印ありまたはe-Taxのメール通知付き)

納税証明書は税務署で発行されるまで数日かかる場合があります
締切直前に慌てないように、早めに取得しておきましょう。

書類に不備があると、申請が受理されません。
IT導入支援事業者と連携して、ダブルチェックすることをおすすめします。

IT導入補助金 スケジュールに関するよくある質問6選

IT補助金に関するよくある質問を、6問にまとめました。
気になる項目から、確認してください

Q.2026年度のIT導入補助金のスケジュールは?
A.2026年度のデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)は、2026年3月30日(月)10:00から募集が開始されました。

現時点で公表されているのは、4次締切分までです。
1次締切は2026年5月12日(火)17:00、交付決定は2026年6月18日(木)の予定です。
5次以降のスケジュールは、中小機構が随時追加公表する予定となっています。

Q.IT導入補助金の最終回はいつですか?
A.2026年度の最終回(最終締切)は、まだ公表されていません。
過去の傾向では年7〜8回の公募が実施されており、例年通りであれば最終締切は2026年12月〜2027年1月頃になる見込みです。

ただし、予算消化状況によっては早期終了する可能性もあります。
2024年度は最終回で予算枯渇により採択率が急減した実績があり、早めの申請を心がけましょう。

Q.IT導入補助金は何次まで申請できますか?
A.公募は年6〜7回程度が想定されており、例年通りであれば8次程度まで実施される見込みです。

IT導入補助金2025は通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠ともに8次締切が最終回でした。

ただし、複数社連携デジタル化・AI導入枠は年3〜4回程度と少なめです。
IT補助金は、確定している締切回のみが公式に公表されます。
最新情報は、デジタル化・AI導入補助金公式サイトで確認してください。

Q.IT導入補助金でパソコンを購入できますか?
A.パソコンは、インボイス枠(インボイス対応類型)に限り補助対象になります。

通常枠やセキュリティ対策推進枠では、パソコン等のハードウェアは補助対象外です。

インボイス対応類型では、パソコン・タブレットは補助額上限10万円、レジ・券売機等は補助額上限20万円で補助されます。

ただし、ハードウェア単体での申請はできません。
インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフトとセットでの申請が必須です。
個人事業主も、この枠で申請することができます。

Q.補助金は申請してからどれくらいで振り込まれますか?
A.申請から入金までは、4〜7ヶ月が目安です。

具体的には、申請から交付決定まで約1〜1.5ヶ月。
交付決定から事業実施完了まで約5〜6ヶ月、実績報告確定から入金まで約1〜2ヶ月かかります。

1次締切(2026年5月12日)に申請した場合、交付決定は6月18日です。
実績報告期限は12月25日で、入金は2027年1月下旬〜2月下旬の予定になります。

事業実施を前倒しで完了すれば、入金時期も早まります。

Q.IT導入補助金の通過率は?
A.IT導入補助金2025の全体採択率は43.8%で、例年で最も低い水準となりました。

2024年度までは70〜90%台で推移していた採択率が、2025年度に入って大幅に低下しています。

申請枠別では、通常枠が30〜50%台、インボイス対応類型が40〜57%台、セキュリティ対策推進枠が約48〜100%と枠によって差があります。

採択率低下の要因は、申請件数の急増、審査基準の厳格化、加点・減点項目の影響拡大です。
2026年度のデジタル化・AI導入補助金も同様の傾向が続くと予想されます。
そのため、加点項目の実施・数値目標と導入効果の整合性・実績豊富なIT導入支援事業者の活用が採択のカギとなります。

まとめ|IT導入補助金2026は「早めの準備」が採択への近道

ここまで、2026年度のIT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金)のスケジュールについて詳しく解説してきました。

最後に、本記事の重要ポイントを3つに整理します。

2026年度のIT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」として継続中

2026年度から名称は「デジタル化・AI導入補助金」に変更されましたが、制度の基本的な枠組みはIT導入補助金から引き継がれています。

募集は、2026年3月30日から開始されています。
1次締切は5月12日、交付決定は6月18日予定です。
現時点で4次締切分(2026年8月25日)までが公表されており、5次以降は随時追加される見込みです。

申請から入金までは約4〜7ヶ月かかる

IT導入補助金は「申請したらすぐ振り込まれる」制度ではありません。
申請→採択→交付決定→事業実施→実績報告→入金、と段階を踏んで振り込まれます。

振り込まれるまでにかかる期間は、大体4〜7か月ほどと言われています。
ただ、手続きの進み具合によってこの期間よりも前後する可能性もあるので注意が必要です。

特に交付決定前のITツール契約・発注・支払いは全額補助対象外となります。
順番を間違えないように、注意しましょう。

ITツール代金は、事業者が全額立て替え払いする必要があります。
補助金は後日振り込まれる仕組みのため、資金繰りに余裕を持った計画を立てましょう。

早めの準備と加点対策が採択のカギ

IT導入補助金2025の全体採択率は43.8%と、例年で最も低い水準でした。
2026年度も同様の傾向が続くと予想される中、採択を目指すには事前準備の質が重要になります。

事前準備が必要で、申請までに最低1〜2ヶ月の期間が必要です。
省力化ナビや賃上げ計画などの加点項目にも積極的に取り組みましょう。

まずは導入したいITツールを取り扱う、実績豊富なIT導入支援事業者に無料相談から始めることをおすすめします。
1次・2次締切で申請しておけば、不採択でも3次・4次で再挑戦する余裕が生まれます。締切を逃さないよう、今すぐ準備を始めましょう。

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