COLUMN
お役立ちコラム
2018.12.23
リードブレーン株式会社
【コラム】理容店⑦ -審査のポイント-
1 取引形態と条件
(1) 販売方法
現金収入が主体である。売掛が発生する場合は、クレジットカードを利用したものがほとんどであり、回収は1ヵ月以内と短期である。
(2) 仕入条件
売上原価に占める材料仕入は少額であるが、掛けで仕入を行うケースも少なくない。ただ、買掛金の支払サイトが長期となることはほとんどなく、おおむね1ヵ月以内で決済するのが一般的である。
2 資金需要
(1) 運転資金
理容業は、収入のほとんどが現金収入であるため、日々の営業活動にかかる費用の大半が現金収入で賄え、運転資金の需要が発生することはほとんどない。ただし、一部の規模が大きい事業者においては、多数の従業員を抱え、それらの従業員の賞与資金などの運転資金が発生する場合もある。
(2) 設備資金
理容業の主な資金途使途は設備資金である。設備・内装等の質の向上に加え、多様化する顧客ニーズに適応するために店舗の改装・改装資金などの需要が発生する。
次回はキャッシュフロー分析です。