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2018.12.20

リードブレーン株式会社

テーマ:

【コラム】理容室④ -業界の動向-

1 需給動向

 (1)需要の低下

 家庭での年間理髪料支出金額は、平成7年の9,370円が25年には5,398円と大きく減少している。利用回数は同比較で3.165回が2.044回と1回分強のマイナスとなっている。一方、1回当りの料金は、7年は2,960円であり、25年には2,640円と1割強の減少にとどまっている(図表8参照)。

 1回当りの料金を変えられない分、利用頻度を抑えるという利用者の節約志向の傾向がうかがえる。

  図8 1世帯当り年間理髪料支出額(2人以上の世帯)(単位:円、回)

 

(2) 経営主体別の理容料金

 1施設当り1人平均料金をみると、高い順に株式会社4,334円、有限会社3,748円、個人経営3,512円となっている。いちばん高価格の株式会社といちばん低価格の個人経営の開きは822円である(図表9参照)。

 これは、株式会社は、商業地区である繁華街や都心部などに立地し、個人経営は住宅地区などに立地する立地条件の違いが影響している。また、株式会社はシェービングやシャンプーなどの付加価値サービスのメニューバリエーションを増やし、客単価を向上させる取組みに力を入れている様子がうかがえる。

図9 1施設当り1人平均料金


理容・美容共に、1度訪れたら再訪は早くても1ヶ月後くらいでしょうか。

毎日のように頻繁に行く場所ではなく、利用者側の都合で頻度も抑えられてしまう分、

固定客の獲得には力を入れたいですね。

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