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2018.12.12

リードブレーン株式会社

テーマ:

【コラム】美容院⑨ -審査のポイント-

今日は、融資を受ける際などに注目されるポイントについてのお話です。

 

1 取引形態と条件

 (1) 販売方法

 現金収入が主体である。売掛が発生する場合は、クレジットカードを利用したものがほとんどであり、回収は1ヵ月以内と短期である。

 (2) 仕入条件

 役務提供がメインとなり、仕入原価は少額である。仕入原価として発生するものは、役務でしようするパーマネント液やカラーリング剤、洗髪に使用するシャンプーやトリートメントが主であり、物品販売の仕入は少量である。固定した業者から掛けで購入することがほとんどだが、支払サイトは月末締めの翌月払いのように1ヵ月程度で決済することが一般的である。

 

2 資金需要

 (1) 設備資金

 美容院の主な資金需要は、設備資金である。これは、ファッションに対する顧客ニーズの多様化に伴い、美容院にも高いファッション性が求められており、個性的な店づくりのための改装・改装資金が必要であるためである。

 (2) 運転資金

 運転資金については、美容院の収入のほとんどが現金収入であること、営業活動にかかる費用の大半が人件費であることから、運転資金の需要はあまり発生しない。ただし、多店舗展開を図っているなど、規模の大きい事業者においては多数の従業員を抱えているため、賞与資金などの運転資金のニーズが発生する場合がある。


次回は財務諸表の見方についてです。

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