COLUMN

お役立ちコラム

2023.11.02

今月の代表あいさつ

テーマ:

【今月のごあいさつ】ビジネスモデル

 ご挨拶を申し上げます。11月に入り、寒さが厳しくなってきましたね。これからの季節、健康に気をつけてお過ごしください。

 今回はビジネスモデルについて考えてみたいと思います。ここ数年、当社は数多くの事業再構築補助金のご支援をさせていただく中で、経営者の皆さまが、新たなビジネスモデルを考える大変さを目の当たりにしてきました。経営者といえども新しいビジネスを考えるのは一番難しく、もちろんビジネスモデルについて学ぶ機会も少ないのでご苦労されるのは当然かと思います。しかし、このVUCAと言われる外部環境が常に激変する時代、常に新たなビジネスモデルを考える癖をつけてほしいと思っています。そこで改めてビジネスモデルについて考えてみましょう。

 そもそもビジネスモデルとは、企業が価値を創造し、それを捉える方法を指します。ビジネスモデルは、企業がどのように収益を上げるか、顧客に価値を提供するか、競争優位性を獲得するかを戦略的に計画するための骨子です。適切なビジネスモデルは、企業の成長と収益性を向上させる鍵となります。ではどのようなビジネスモデルが適切なモデルといえるのでしょう。

ジョアン・マグレッタは、2002年に『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌の記事「Why Business Models Matter」において、ビジネスモデルの定義をこう説明しました。

【「顧客は誰で、顧客価値は何か?」(価値提案)と「どのようにこの事業で儲けるか、どのような論理に基づき、適切なコストで顧客に提供するか」(収益モデル)という2つの問に答える“物語”であると…そのためビジネスモデルは2つのテストに合格しなければならない。ひとつはストーリー・テスト(話の筋道は通っているか)であり、もうひとつはナンバー・テスト(収取があっているか)である。この2つのテストに合格するために事業を考えることが重要である。】

いかがでしょうか?皆さまのビジネスモデルはストーリーになってますか?そしてそれは収益があうものですか?この視点で既存のビジネスおよびこれからのビジネスを考えてみてください。

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