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お役立ちコラム
2018.10.31
リードブレーン株式会社
【コラム】居酒屋③ -主要地域分布-
昨日からの続きです。今日は居酒屋の主要地域分布です。
4 主要地域分布
居酒屋は他の飲食業と同様、立地産業であり、優れた立地とその立地にあった店舗づくり・運営が重要なポイントとなる。主な立地条件と特色は以下のとおりである。
(1) 駅前・オフィス街
サラリーマン・OLが主要客層となり、低価格店から中級店が対応し、昼間の食堂として営業可能で良好な立地条件ではあるが、顧客ターゲットが狭いだけに類似コンセプトの店が多く競争は激しい。
(2) 繁華街
幅広い顧客層が望めることから、低価格店から高級店まで対応できるが、営業時間は夕方以降に限られる場合が多い。近年は接待としての利用が、リーマンショック直後ほどではないにしても減少しており、高級店には厳しい環境となっている。
(3) ローサイド・住宅街
地域の自営業者や主婦等を対象とし、客単価や客回転率は低くなるが固定客の割合が高く、出店コストが割合とのメリットもある。このタイプの場合、ファミリー層を取り込むためのメニューづくりも求められる。ローサイド店舗では飲酒運転の取締まり強化によるアルコール飲料の落ち込みを補うべく、ノンアルコール飲料の導入を含めたメニュー構成の見直しや送迎サービスが求められる。
どの業種にも言えることだと思いますが、店舗の立地をどこにするかはとても大切です。
競合店が近い、多い場合、差別化が必要になりそうですね。
次回から、業界の動向について見ていきます。