COLUMN

お役立ちコラム

2019.03.12

リードブレーン株式会社

テーマ:

【コラム】開業後の利益計算に関して②

 

前回の続きで支出計算についてお話していきます。

 

 

 

支出は固定費と変動費に分ける

支出(費用)の計算をするときには、固定費と変動費に分けて考える

固定費とは、月々の売上に関係なく、一定して発生する費用のこと。

飲食店で一番のウェイトをしめるのが賃料だ。

変動費とは、食材費や人件費、水道光熱費、広告宣伝費など。

できれば人気の立地や、人通りの多い路面店に出店したいが、人気の場所は賃料も高くなる。

もし、ライバル店が同じ売上げを上げていても、ライバル店のほうが賃料が安ければ、利益はライバル店のほうが上になる。

利益が多い分、新たな投資や広告宣伝費などに使うことができ、さらに差をつけられる可能性もあるだろう。

売上げがなくても賃料は毎月必ず発生する。場所に対する相場を充分に調べ、

売上げに見合った賃料を、物件を探す前に設定しておこう。

毎月の売上げが支出(固定費と変動費を足した費用)とイコールであれば、プラスマイナスゼロとなる。

つまり、利益も損も出していないということ。このポイントを“損益分岐点”と言う。

この損益分岐点となる売上高(損益分岐点売上高)を立てることが、飲食店を経営していくにあたっての最低ラインになる。

損益分岐点を超える売上げを立てて初めて利益が出るのだ。

 

 

開業後のキャッシュフローについて計画を立てよう

飲食店は、軌道に乗るまでは赤字覚悟の厳しい世界。

さらに、自己資金が足りないという理由で、金融機関からなかなか融資がおりない非常に難しい業種でもある。

一方で、飲食店は現金商売なので、毎月利益がきちんと出ていれば翌月の支払いに困ることはない。

常連客のツケなどがなければ、売掛債権もない。

開業前にしっかり計算してキャッシュフローの見通しを立てておけば、お店の経営もうまくいく可能性が高まるだろう。

 


このように毎月、売上が変動する飲食店にとって事前のキャッシュフローの確認はとても重要でありますね。

長期的な営業活動を進めるためにも資金力を付け軌道に乗れるよう知識も付けておきましょう。

 

 

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