COLUMN
お役立ちコラム
2017.02.20
リードブレーン株式会社
テーマ:
税理士の選び方②
前回の引き続きですが、税理士を選ぶ基準の一つに、その税理士の運営する会計事務所の規模があります。
これは実はあまり気にしていない経営者も多いのですが結構重要なポイントです。
ただ、何処が重要なポイントかというと今現在の規模感というよりも複合的な要素でチェックするべきなのです。
詳しく申し上げると、一般的に会計事務所の平均職員数は5?7人程度といわれております。
当然1人事務所も多いですし、100人を超える事務所もあるのであくまで平均値ですが。そして一般的には30人規模以上の事務所が大手事務所といわれることが多いです。
(個人的な見解の誤差は多々ありますが。。。) そして十把一絡げに【大手事務所の特徴は】【個人事務所の特徴は】といった情報は実に多いのですが、確かにそれも重要な側面だといえますが、さらに重要なことは、その会計事務所が成長曲線のどのステージなのかということを把握することのほうが重要だということです。
例えば同じ10人規模の事務所が2つあったとしましょう。・一つは創業2年目の30代の税理士の事務所・一つは創業30年目の70台のベテラン税理士の事務所いかがでしょうか?
おそらく全く違うスタンスの事務所だということが予測されます。
ただ、規模が急成長している事務所がいいかどうかは別問題です。 恐らく短期間で急成長している事務所は所長にビジネスセンスがあり嗅覚がさえ、物事に対する柔軟性に富んでいる可能性があり、経営者にとっていいパートナーになりえることが予想されます。
ただ、逆の側面で見れば、急拡大の裏側で肝心の会計処理の人員が追いつかず、品質が劣化することが多く起こりえます。
また、所長も規模が拡大していくにつれて多忙になり、なかなか時間を取ってもらえないことも増えます。 逆に老舗の事務所であれば安定感や税務の品質には一定の信頼が担保できる可能性が高いですが、 成長意欲に欠け、最新の税制改正の情報や企業にとっての補助金・助成金など有効な情報をキャッチアップできずに、結果不利益を被っている企業さんがいらっしゃるのも事実です。
重要なことはどういったステージの会計事務所かということを見極めながら、それがご自身の事業ステージとマッチするかを判断することかと思います。
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