【コラム】エステティックサロン⑨ -審査のポイント-

1 取引形態と条件

 (1) 料金システム

  顧客との契約は、大きく分けて料金一括前払制と、都度払制の二通りがある。大手サロンでは一括前払制が主流となっている。また、会員制をとっているサロンも多く、その際は入会金を別途徴収するサロンが多い。

 多くの従来型サロンでは料金一括前払制がとられており、顧客が中途解約を申し出た際にはトラブルに発展する可能性がある。業界の「標準契約書」等を使っているサロンであればトラブルになることは少ないが、中途解約を認めなかったり、法外な解約手数料を要求したりするサロンは、トラブルとなる可能性がある。そのようなサロンは消費者センターからサロン名を公表されたり、マスコミの攻撃目標になったりする等、経営基盤が危うくなる懸念があるので十分注意が必要である。

 脱毛専門サロンでは前受金をとらずに1回ごとに料金を支払うシステムである都度払制が主流であり、施術ミス等がない限り消費者トラブルが発生することは少ない。

 

(2)提携クレジット業者

 提携しているクレジット業者が、経済産業省通達の効力が及ぶ日本クレジット協会加盟業者と、それ以外の弱小クレジット業者では、消費者トラブルの発生割合に差がある。また、優良信販会社の場合は、中途解約を認めないサロンであっても、消費者の希望や消費者センターの要請に沿ってサロン側に払い戻しを求めるケースもあり、大きな消費者トラブルに発展する可能性は小さい。


トラブルにならないよう、前もって契約内容をしっかりと把握しておく必要がありますね。