【コラム】エステティックサロン④ -業界の動向-

 

1 需給動向

(1) 需要動向

エステティック業は、女性の社会進出とともにバブル期以降に発展した市場である。女性の社会進出や高齢化社会の進行、ストレス増大等を背景に「美と健康」に対する潜在的なニーズはあるが、長引く景気後退の影響を受けて、顧客の来店頻度の低下や新規客の契約・継続の伸び悩み、客単価現象が進んでいる。
エステティックサロンが普及した当初は、機械によって痩身・脱毛等の「目に見える効果」を追求する施術が中心であった。近年は「デトックス(毒素)排出」「断食」「ホットヨガ」のブームに象徴されるように「美容」は外側からの施術だけでは達成できず、「健康」「リラクゼーション」という内面ケアとは切り離すことができないという発想が広まってきている。

 

(2) 供給動向

エステティックサロン開業にあたっては、特別な技術や資格は不要で、また高額な機器がなくても開業可能であることから、参入が比較的容易である。エステティックサロンを直接規制する法律がなく、エステティシャンの教育・資格制度も十分に整っていないため、管理体制が十分ではない事業者やサービス水準の低い企業も多数参入しているといわれている。ただし、撤退も容易であることから、総じて全体の事業者数に大きな変動はないが、その顔ぶれの入れ替わりのスピードは速いといわれている。
サービス分野としては、美顔、痩身・ボディ、物販、メンズエステ市場は横ばいまたは微減傾向で推移している。一方で、「ミュゼプラチナム」を展開するジンコーポレーションや「銀座カラー」を展開するエム・シーネットワークスジャパン等の脱毛に特化した低価格サロンが急速に事業を閣外することで脱毛市場は拡大基調にある。


見た目だけではなく、内面も磨いていきたいと思う人が増えていますね。