【コラム】理容店② -市場規模-

3 市場規模

 (1) 施設数・理容師数

 若者のヘアスタイルの多様化による理容店離れや新たな低価格チェーン店などの出現で厳しい経営環境が続いている。また、利用店経営者の高齢化、後継者の減少などから事業の継続が困難となり、閉店する店舗も増加している。理容店の店舗数は昭和60年の14万4,939店をピークに減少が続き、平成25年には10年比で89.7%まで減少している。また、理容師数の推移をみてみると、10年と25年での比率は92.9%と減少している(図表4参照)。

 図4 理容店・理容師数の推移(単位:店、人)

(2) 店舗規模

 厚生労働省の「理容業の実態と経営改善の方策」によると、1施設当りの建物延べ床面積が15坪未満以下の店舗の割合は8割を超えており、「7~10坪未満」の割合は約4割を占める。また、店舗に設置される理容椅子の台数は、3台以下の店舗が8割を超えている。以上のことから、小規模の店舗を、少人数の従業員で切り回しているのが理容店の平均像であると考えられる(図表5・6参照)。

 

図5 店舗面積別割合(単位:坪、%)

図6 椅子設置台数割合

(3) 売上規模

 日本政策金融公庫「小企業の経営指標2014」によると、従業員1人当りの売上高は全企業平均で570万9,000円、黒字かつ自己資本プラス企業平均で779万3,000円となっている。


次回は主要地域分布についてです。