【コラム】理容店① -業種の理解-

今日から理容店のコラムになります。

まずは業種の定義と特色です。

1 業種の定義

 理容業とは、頭髪の刈込み、顔そりなどの理容サービスを提供する事業所をいう。

理容を業として行うには理容師法に基づく理容師免許が必要となる。

2 業種の特色

 (1) 沿革

 理容業の源流は、江戸時代の「髪結職」が初めとされ、明治4年の断髪令により「ハサミ」を使った近代理容へ変化した。当初は理容師の絶対数が少なく需要を満たせなかったが昭和20年頃になると供給は需要を上回る状況となり、低料金の大規模店舗が出現し競争が激化した。32年に「生活衛生関係営業の運営適正化及び振興に関する法律」が制定され、過度のダンピング競争は収まりをみせた。しかし、近年になって若者層を中心としたヘアスタイルの多様化による理容店離れ、長引く景気の低迷等、さまざまな要因による需要低迷に加え、新たな低価格チェーン店の増加による競争激化などにより、厳しい経営環境が続いている。

  (2) 特色

  ① 生業的な経営が大半 

 厚生労働省「理容業の実態と経営改善の方策」によると、店主を含めた従業員規模において、2人以下の店舗が7割近くを占め、4人以下の店舗が9割となっている。(図表1参照)。経営主体別にみても、個人経営が圧倒的に多く、規模の零細性を示している(図表2参照)。

  ② 高い固定客の比率

 理容業は、固定客の割合が高く、8割強の店舗が80%以上に固定客に支えられている。固定客を中心とした営業を行っているといえる(図表3参照)。

 

図1 従業員数(店主も含む)別店舗数割合

図2 理容店の経営主体別割合

 

図3 固定客の割合


理容店と言うと、ベテランのおじいちゃんが巧みにカミソリを操っているイメージがあります。

とても味があっていいのですが、最近はあまり見なくなったような気がしますね。