【コラム】居酒屋⑩ -取引推進上のポイント-

今日は、取引を拡大・深耕するうえでの資金ニーズ発掘のポイントや、

新規に取引を開始する上での留意点やポイントのまとめです。

1 既取引先の取引深耕

 業種柄売掛債権はほとんどなく、他業種と比較していわゆる不良債権が発生する余地は少ないが、景気変動の影響を受けやすい業種であることから月次ペースでの会社全体の損益状況、資金操り状況ほか、店舗別損益や客数、客単価等の計数についても把握し、過去の実績と比較することが必要である。

 また税金(特に消費税)の納付状況には留意すべきである。資金操り表や納税証明書により税金の未納付がないか、また決算報告書や納税申告書、資金操り表を比較し納税額の妥当性(売上高や利益の架空計上がないか)を検証する。

 

2 新規取引先開拓

 通常、運転資金需要は期待できず、資金需要の中心は新規出店等の設備資金である。各企業ともすでにかなりの店舗展開を進めているが、依然として好立地への出店ニーズは高く、店舗あっせんが有効な営業推進手段といえよう。

 取引開始後のメリットとしては、現金商売から手元資金の歩留りが期待できる反面、資産面での裏付に乏しく保全力に欠ける場合の多い。

 

3 収益向上策のポイント

 ①固定費の削減・・・・・店舗設計の標準化により出店コストを引き下げる。オペレーションの見直しにより、サービスレベルを低下させることなくホール・キッチンともに人員の効率化を図る。

 ②変動比率の低減・・・・・メニューの標準化やセントラルキッチン導入により仕入コストの削減を図るとともに廃棄率を低減させる。

 

4 経営改善・事業再生のポイント

 ①店舗・・・・・立地および顧客嗜好にあった店の雰囲気になっているかどうか見直しを行い、ある程度のサイクルで店舗改装を行う。

 ②メニュー・・・POS等のシステム導入により売れ筋・不人気商品を把握し、定期的にメニューの入替えを行うことで競合店との差別化を図る。

 ③サービス・・・顧客の再来店頻度を高めるために、従業員教育やサービス内容のマニュアル化等により顧客満足度を上げる。

 

 


言うのは簡単ですが、実施できるかどうかの現実的な問題はあるかと思います。

明日は関連法規則・融資制度などについてです。