【コラム】居酒屋⑥ -課題と展望-

今日は、居酒屋の今後の課題についてです。

 

2 課題と展望

 

 近年、大手チェーン店は価格帯や商品構成にあわせた複数の業態を開発することで成長を維持してきた。また、リーマンショック以降、消費者の節約志向から、そのニーズを取り込むべく、低価格ブランドを新設し、顧客の呼び戻しに一定の成果をあげてきた。

 しかし第2次安倍内閣の掲げたアベノミクスにより、平成25年頃より景気回復の兆しがとれるなか、それ以前より、長らく続いていた不景気からの顧客の節約疲れ、嗜好の多様化、若者の酒離れ等もあり、これまで低価格路線を推進していた居酒屋チェーンから顧客離れが生じている。

 円安に伴う原材料費の上昇、東日本大震災の影響による光熱費の増加等、ランニングコスト自体も上昇傾向にあり、従来のままの居酒屋業態ではジリ貧となるおそれがある。また、一部チェーンでは風評により顧客離れも見受けられる。

 収益力の維持・改善のため、食材調達や店舗オペレーションなどのコスト構造の抜本的な見直しは不可欠であり、大手チェーン店のセントラルキッチンによる原価低減は引き続き進む一方、ブランド差別化、スタイル・メニューの多様化等による既往チェーン店方式では味わえない店舗ごとの差別化により、多様化した顧客ニーズを取り込んでいく必要がある。

 大手居酒屋チェーンですら苦戦を強いられており、中小零細業者においてはいままで以上に他店・大手チェーンとの差別化を図らなければ、淘汰がさらに進んでいくものと考えられる。

 


居酒屋に行くことは贅沢だと思うようになっている今日この頃・・・。

もっと気軽に行ける場所だったはずなのにと思うことがあります。

次回は、業務の特性についてまとめます。