業界(業種)平均。

我々士業が、経営分析をする際に様々な指標を使用します。

 

・自己資本比率・債務償還年数・労働分配率など、など。

 

そして、これらの比率を算出した後に、業界平均との比較をしましょうー!

という専門家が多いんです。

 

実際に専門家の研修においても、そういう手法が一般的だと説明されますし、教科書通りと言えます。

 

ただ、いつも

 

違和感を感じるのが、そのための比較の資料です。

 

一般的によく利用されるのが、TKCのBASTと言われる経営指標です。この指標はTKCという税理士の全国組織が作成してるだけあり、実態のデータを網羅的に纏めてある素晴らしい資料だと思います。

 

資料としてはね(笑)

 

ただその指標と自社の数値を比較することに意味のある会社がどれだけあるんだろう

 

と感じることが最近増えてきました。

 

ぶっちゃけ、コンサルタント側はこの指標があると楽なんです。

 

御社は業界平均、業種平均と比較するといい感じです!素晴らしいー御社は業界平均、業種平均と比較すると厳しいです。。

頑張りましょーといった総論では。

 

ただ、実務を進める経営者にとってそれが意味あるのかどうか。

 

そもそも論、この指標と比較していいのかどうかをまず考えるべきです。

 

どういうことかと言うと。。

上述した通り、税理士さんの組織が作った資料です。

ということは、、、税法上のルール及び、税務対策後の数値として作られたデータ、つまり会社の実態の数字とは違う可能性があります。

 

あまり詳しく言えないですが、決算書データって現場の数字とは全然違いますよね。。。

 

それを参考にしてもね。。。

さらに、ここ分類されている指標はあるカテゴリーに基づいています。

 

業種の分類は1000強に分かれており、当社の顧問先に多い飲食業のカテゴリーは【宿泊業・飲食サービス業】となり中分類で3種類、細分類で24種類分かれています。

 

その分類のなかに実際の店舗を当てはめてもピンとこないんです。

 

そりゃそうですよね。

チェーン店でない限り、今飲食業界は個性ある店づくりを進めて何とか生き残り競争をしています。

 

今後は、飲食業だけでなくすべての中小企業にとってより一層、多様性や個性が求められていくと思います。

 

また金融機関の姿勢も時代と共に変化しております。

 

FL比率、月商借入倍率、経常利益率、総資本回転率・・・平均との比較で実態が見えなくなることもあります。

 

そんな中,平均指標と比べることに何の意味があるのか??

 

その中で平均と比較することに意味があるのかどうか?をよく考えることが重要だと思います。

 

専門家のもっともらしいアドバイスにご注意を!(笑)

 

見るべき指標は現在と未来です。

 

リードブレーン 皆川